メインコンテンツへスキップ
AGA・薄毛

デュタステリドとフィナステリドの違い|試験結果・副作用・献血を一次資料で整理

出典の確認 最終更新 編集方針PR
公開 2026-05-20約16分で読めます編集責任者: 寺本

本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載順位やレビュー内容は報酬の有無に影響されません。詳細

要点この記事のポイント

ザガーロ(デュタステリド)とプロペシア(フィナステリド)の違いを、添付文書、日本皮膚科学会のガイドライン、917名・24週の比較試験とその登録情報で確かめて表にしました。阻害する酵素の型、毛髪数の結果、副作用の頻度、献血できない期間、PSA検査への影響、女性や子どもの扱いを並べます。

  1. フィナステリドは5α還元酵素のII型を、デュタステリドはI型とII型の両方を阻害する。日本皮膚科学会ガイドライン2017年版の推奨度は、男性型脱毛症にどちらもA
  2. 承認用量どうしをくらべた試験で最も規模が大きいのは、二重盲検の917名・24週の1件。頭頂部の毛髪数の変化(調整済み平均)は、デュタステリド0.5mgが+89.6本、フィナステリド1mgが+56.5本で、差は33.0本
  3. 同じ試験について、ガイドラインは太い毛(直径60μm以上)の数と治験担当医の写真評価では差がなかったとし、両者の効果差は「今後さらなる検討を要する」と書いている。46名の単盲検の試験では、毛髪の改善に群の間の有意差はなかった
  4. 献血できない期間は服薬中止後、フィナステリド1ヵ月、デュタステリド6ヵ月(日本赤十字社の血液センター)

この記事の判断材料

結論

承認用量どうしをくらべた二重盲検の試験(917名・24週)で、デュタステリド0.5mgは毛髪数の増え方がフィナステリド1mgを上回った。太い毛の数と担当医の写真評価では差がなく、専門家パネルの評価の差もわずかだった。副作用、体に残る期間、献血の制限も含めて、どちらにするかは医師と決める。

エビデンスの強さ

中承認用量どうしの直接比較は、二重盲検のRCTがGubelin Harcha 2014(917名・24週)の1件で、ほかに非盲検のShanshanwal 2017(90名・24週)と単盲検のPoostiyan 2026(46名・24週、毛髪の改善に有意差なし)がある。そのほかのRCTは、用量が国内の承認と違う(Olsen 2006)か、プラセボとの比較(Eun 2010)。デュタステリドの1年を超える効果と中止後の変化は、ガイドラインが取り上げた試験では検討されていない。

研究結果

  • RCT / N=917 / 2014 / Gubelin Harcha 2014
  • RCT / N=90 / 2017 / Shanshanwal 2017
  • RCT / N=46 / 2026 / Poostiyan 2026
  • RCT / N=416 / 2006 / Olsen 2006
  • RCT / N=153 / 2010 / Eun 2010
  • RCT / N=399 / 2004 / Clark 2004
  • RCT / N=249 / 1999 / Drake 1999
  • 診療ガイドライン / 2017 / 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

Re:Men の解釈

毛髪数の差(直径2.54cmの円の中で33.0本)は二重盲検の24週の試験1件の結果で、太い毛の数や担当医の写真評価には差が出ていない。より小さな単盲検の試験では差がなかった。副作用は、同じ試験の中では群の間で同程度とされ、別々の試験の割合は設計が違うため横に並べられない。切り替えには、毛髪数の差のほかに、献血、PSA検査、同居する家族への配慮といった生活側の条件も関わる。これらも並べて医師と決める選択として読むのが原本に沿う。

今日やること

  1. 今飲んでいる薬の名前と1回量(フィナステリド0.2mgか1mgか、デュタステリド0.1mgか0.5mgか)、飲み始めた日を控える
  2. 献血の予定と、健診・人間ドックでのPSA検査の予定を確認しておく

この方法を試す前に

  1. フィナステリドなど5α還元酵素阻害薬で発疹やじんま疹などの過敏症が出たことがある人は、デュタステリドを使えない(ザガーロの添付文書の禁忌)
  2. 女性と子どもには使わない(ザガーロは女性と小児等が禁忌、プロペシアは女性と小児等に適応がなく、妊婦・授乳中の女性が禁忌)。家族の女性(特に妊娠中・妊娠の可能性がある・授乳中の人)や子どもが、割れた錠剤や漏れたカプセルの中身に触れないようにする
  3. デュタステリドのカプセルは噛んだり開けたりしない(中身が口やのどの粘膜を刺激することがあると添付文書にある)
  4. 重い肝機能障害がある人はデュタステリドを使えない(添付文書の禁忌)
  5. 健診や人間ドックでPSA検査を受けるときは、服用していることを検査の医師に伝える
  6. うつ症状や自殺念慮の既往がある人は、始める前の診察で医師に伝える。フィナステリドを飲んでいる間に、死にたい気持ちや自殺を図る考えが出たら、服用を中止して速やかに医師に連絡する(プロペシア錠 添付文書 8.2)。死にたい気持ちがあるときは #いのちSOS(0120-061-338、24時間365日)に電話できる。命に危険が差し迫っているときは119番へ
デュタステリドとフィナステリドの違い|試験結果・副作用・献血を一次資料で整理 のメインビジュアル

フィナステリドを続けてきたが、デュタステリドに替えたほうがいいのか。反対に、デュタステリドを勧められたが、副作用や献血の制限が気になる。このページは、AGAの飲み薬のこの2つを比べたい人に向けて書いています。

両剤の添付文書、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」(以下、ガイドライン)、臨床試験の論文と試験の登録情報、日本赤十字社の血液センターの案内で確かめられる範囲に絞って、違いを並べます[1][2][3][4]。フィナステリドの作用と副作用は フィナステリドの効果と副作用 、経過の目安は AGA治療の効果はいつから? にまとめています。

医療に関する注意 :AGAの確定診断と治療方針の決定は医師が行います。本記事は情報提供を目的としたもので、診断・治療に代わるものではありません。効果・副作用には個人差があり、効果を保証するものではありません。薬の開始・変更・中止は自己判断せず、必ず医師に相談してください。ただし、フィナステリドを飲んでいて自殺念慮・自殺企図があらわれたときは、服用を中止して速やかに医師に連絡するよう添付文書に書かれています[2]。死にたい気持ちがあるときは、#いのちSOS(0120-061-338、24時間365日)に電話できます[13]。命に危険が迫っているときは、ためらわず119番に電話してください。女性と子どもには使いません(ザガーロは女性と小児等が禁忌、プロペシアは女性と小児等に適応がありません)。ご家族の女性や子どもが、割れた錠剤や漏れたカプセルの中身に触れないようにしてください[2][3]。

本記事の立場 :医師個人による執筆・監修は行っていません。学会ガイドライン等の公開資料を編集部が整理しています。

両剤の違いを一覧にする

先に全体を表にします。右端の列のとおり、ガイドライン[1]、プロペシア錠の添付文書[2]、ザガーロカプセルの添付文書[3]、日本赤十字社の血液センターの案内[4]によります。試験の数字は対象・期間・設計が薬ごとに違い、左右をそのまま比べられない項目があります(副作用の節で説明します)。

項目 フィナステリド(プロペシア錠) デュタステリド(ザガーロカプセル) 出典
阻害する5α還元酵素 II型 I型とII型 ガイドライン
効能又は効果 男性における男性型脱毛症の進行遅延 男性における男性型脱毛症 各添付文書
用法及び用量 通常0.2mgを1日1回。必要に応じて増量でき、1日1mgが上限 通常0.1mgを1日1回。必要に応じて0.5mgを1日1回 各添付文書
ガイドラインの推奨度(男性型脱毛症) A(行うよう強く勧める) A(行うよう強く勧める) ガイドライン
効果を判断する時点 効果の確認まで通常6ヵ月の連日投与が必要 効果の評価には通常6ヵ月間の治療が必要 各添付文書
半減期 健康成人に1mgを1回飲んだとき約4時間(4.15±0.26時間) 前立腺肥大症の患者に0.5mgを6ヵ月飲んだときの定常状態の半減期3.4±1.2週。男性型脱毛症の患者(外国人)が24週飲んだ後、血中濃度が定量下限未満になったのは最終投与から0.1mgで12週、0.5mgで20週 各添付文書
試験での副作用の発現割合 国内48週:1mg群6.5%(9/139例)、プラセボ群2.2%(3/138例) 国際24週:17.1%(95/557例。承認用量でない0.02mgを含む3用量の合計)/国内52週:16.7%(20/120例) 各添付文書
献血できない期間 服薬中止後1ヵ月 服薬中止後6ヵ月 日本赤十字社(血液センター)
PSA検査への影響 国内の24〜50歳の男性型脱毛症の患者でPSA濃度が約40%低下。2倍した値を目安に評価 前立腺肥大症の患者に0.5mgを飲んだ場合、6ヵ月後にPSA値が約50%減少。6ヵ月以上飲んでいる人は2倍した値を目安に比較 各添付文書
女性・小児 女性に適応はない(妊娠中・妊娠の可能性・授乳中は禁忌)。小児等に適応はない 女性と小児等は禁忌 各添付文書
割れた錠剤・漏れたカプセル 分割・粉砕しない。割れた錠剤は妊娠中・妊娠の可能性がある・授乳中の女性が扱わない 経皮吸収されるため、女性や小児はカプセルから漏れた薬剤に触れない。触れたら直ちに石けんと水で洗う 各添付文書

表の用量の行について補足します。添付文書の「通常」の用量は、プロペシアが0.2mg、ザガーロが0.1mgです。この記事で取り上げる比較試験の多くはフィナステリド1mgとデュタステリド0.5mgを使っていますが、これは添付文書の上では、プロペシアは増量したときの上限、ザガーロは「必要に応じて」選ぶ用量にあたります[2][3]。

プロペシアの添付文書は「増量による効果の増強は、確認されていない」とも書いています。国内48週の試験では、写真評価で「改善」と判定された割合が0.2mg群54.2%、1mg群58.3%で、2つの用量の間に統計的な差はありませんでした[2]。917名の試験のフィナステリドは1mgで、ザガーロの通常用量0.1mgとフィナステリド1mgの毛髪数の差は6.5本(p=0.56)でした[3]。

阻害する酵素の型と、血中DHTの下がり方

エビデンス:中前立腺肥大症の患者399名のRCTで血中DHTの低下を比較。頭髪への影響を測った試験ではない参照: Clark 2004

ガイドラインは、フィナステリドを「II型5-α還元酵素に対する阻害剤」、デュタステリドを「I型、II型両者に対する阻害剤」と説明しています。どちらもテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)に変わるのを妨げる薬です[1]。

血中DHTの下がり方を同じ試験の中でくらべた例に、前立腺肥大症の男性399名を24週追ったランダム化比較試験(Clark 2004)があります。抄録によると、血中DHTの平均低下率はデュタステリド0.5mgで94.7±3.3%、フィナステリド5mgで70.8±18.3%でした[11]。ただしこの試験のフィナステリドは5mgで、国内のAGAの上限(1mg)とは用量が違います[2]。対象は前立腺肥大症の男性で、血中DHTの下がり方の差が頭髪にどれだけ表れるかは、この試験からは分かりません。

男性型脱毛症の人のデータでは、ザガーロの添付文書が24週時点の血清DHTの変化を0.1mg −83.6%、0.5mg −90.9%としています(調整済み平均、40例と39例)[3]。フィナステリドは、別の試験(Drake 1999、男性型脱毛症の男性249名、42日間)で血清DHTが0.2mgで68.6%、1mgで71.4%下がり、抄録は、0.2mg/日という低い用量で頭皮と血清のDHTが最大限に下がったとしています[12]。試験も期間も違うため、数字どうしは比べられません。

臨床試験の結果:原文の対象・人数・期間・指標

エビデンス:中承認用量どうしの二重盲検の直接比較は1件・24週。太い毛の数と担当医の評価では差なし参照: Gubelin Harcha 2014、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

両剤の比較や、デュタステリドの効果を調べた主な試験を並べます。毛髪数は数える円の大きさや毛の種類が試験ごとに違うため、行をまたいで本数を比べることはできません。表の内容は、各試験の論文[5][7][8][9][10]、ザガーロの添付文書[3]、試験の登録情報[6]によります。

試験 対象・人数・期間 比べた用量 指標と結果
Gubelin Harcha 2014(ザガーロ添付文書 17.1.1) 20〜50歳の男性917名(日本人200例を含む)・24週・二重盲検のランダム化比較試験。日本を含む9か国39施設で行われ、依頼者は製薬会社(GSK) デュタステリド0.02・0.1・0.5mg、フィナステリド1mg、プラセボ 頭頂部の直径2.54cmの円内の毛髪数の変化(調整済み平均):デュタステリド0.5mg +89.6本、0.1mg +63.0本、フィナステリド1mg +56.5本、プラセボ −4.9本。0.5mgとフィナステリド1mgの差は33.0本(p=0.003)。0.1mgはフィナステリド1mgに対する非劣性が検証された
Shanshanwal 2017 インドの1施設、18〜40歳の男性90名(完了72名)・24週・非盲検のランダム化比較試験(写真の評価には割り付けを知らない皮膚科医も加わった) デュタステリド0.5mg、フィナステリド1mg 1cm²あたりの総毛髪数:デュタステリド群223→246本、フィナステリド群227→231本(抄録)。非盲検の小規模な試験で、著者も限界に挙げている
Poostiyan 2026 イランの20〜50歳の男性46名・24週・単盲検のランダム化比較試験 フィナステリド1mg、デュタステリド0.5mg 毛髪は2群とも改善し、群の間に有意な差はなかった(抄録)。血清PSAはデュタステリド群で下がった
Olsen 2006 21〜45歳の男性416名・24週・プラセボ対照のランダム化比較試験 デュタステリド0.05・0.1・0.5・2.5mg、フィナステリド5mg、プラセボ 標的部位の毛髪数は用量に応じて増え、デュタステリド2.5mgは12週・24週でフィナステリド5mgを上回った(抄録)。上回ったデュタステリド2.5mgも、くらべたフィナステリド5mgも、国内のAGAの用量ではない
Eun 2010 韓国の18〜49歳の男性153名・6ヵ月・二重盲検のランダム化比較試験 デュタステリド0.5mg、プラセボ 毛髪数の変化:デュタステリド群 +12.2本/cm²、プラセボ群 +4.7本/cm²(P=.0319)
国内第III相試験(ザガーロ添付文書 17.1.2) 国内の20〜50歳の男性120名・52週・比較対照のない非盲検の試験 デュタステリド0.5mg 頭頂部の直径2.54cmの円内の毛髪数が、開始時から+68.1本

ガイドラインは同じ試験をどう読んでいるか

917名の試験(Gubelin Harcha 2014)について、ガイドラインは毛髪数以外の指標も書いています。全毛髪数と毛直径の増加はデュタステリドのほうが優れていた一方、直径60μm以上の硬毛数では両者に有意な差がありませんでした。頭頂部と前頭部の写真評価(−3〜+3の7段階)も、治験担当医のスコアでは差がなく、3名のエキスパートパネルではデュタステリドが上回ったものの、点数差は頭頂部0.14、前頭部0.24でした。ガイドラインはこれを「わずかなもの」とし、次のように結んでいます[1]。

したがって,両者の効果差については今後さらなる検討を要する.(ガイドライン CQ2)[1]

国内の120名の試験についても、ガイドラインは皮膚科医3名の写真評価で26週・52週ともに開始時より毛量が増えた一方、「26週から52週にかけて有意な改善があったかどうかは統計学的に明らかではない」と書いています。さらに、取り上げた臨床試験ではデュタステリドの「1年を超える長期投与での効果や投与中止後の毛髪量変化については検討されていない」としています[1]。ガイドラインは2016年12月までに検索できた文献をもとにしていて、Shanshanwal 2017 と Poostiyan 2026 は扱っていません[1]。

「効果1.7倍」は確かめられなかった

この記事の旧版は、タイトルと本文で「デュタステリドの毛髪増加効果はフィナステリドの約1.7倍」と書いていました。ザガーロの添付文書、ガイドライン、上の表の試験の抄録には、「1.7倍」という比はどこにも書かれていませんでした[1][3][5]。添付文書の数字で割り算をすると、開始時からの変化で89.6÷56.5≒1.6、プラセボとの差で94.4÷61.4≒1.5ですが、原本が示しているのは比ではなく差(33.0本)で、毛髪数という1つの指標の24週の値です[3]。原本は倍率では示していません。太い毛の数や担当医の評価で差がなかったことも合わせて、1つの倍率で効果の差をまとめることはできません。

副作用:添付文書の頻度

エビデンス:中同じ試験(917名)の抄録は有害事象を群間で同程度とした。添付文書の副作用の割合は試験ごとの数字参照: Gubelin Harcha 2014、男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

両剤の添付文書に載っている副作用のうち、重大な副作用と、性機能・乳房・気分に関わるものを表にします。頻度の区分は添付文書の表の列見出しのままで、ほかの項目は各添付文書の「11. 副作用」にあります[2][3]。

項目 フィナステリド(プロペシア錠) デュタステリド(ザガーロカプセル)
重大な副作用 肝機能障害(頻度不明) 肝機能障害、黄疸(頻度不明)
性機能(その他の副作用の表) リビドー減退(1〜5%未満)、勃起機能不全・射精障害・精液量減少(1%未満) 性機能不全(リビドー減退、勃起不全、射精障害。1%以上)
中止後も続いたとの報告 勃起機能不全・射精障害・リビドー減退について、市販後に報告がある 性機能不全について報告がある
乳房 乳房圧痛、乳房肥大(頻度不明) 乳房障害:女性化乳房、乳頭痛、乳房痛、乳房不快感(1%未満)
気分・神経 抑うつ症状、めまい(頻度不明)。自殺念慮・自殺企図・自殺既遂の報告があり、自殺念慮・自殺企図があらわれたら服用を中止して速やかに医師に連絡するよう求めている(重要な基本的注意 8.2) 頭痛、抑うつ気分(1%未満)。浮動性めまい、味覚異常(頻度不明)
試験内の性機能の副作用 国内48週:性機能に関する副作用は1mg群2.9%(4/139例)、0.2mg群1.5%(2/137例)、プラセボ群2.2%(3/138例) 国際24週(承認用量でない0.02mgを含む3用量の合計557例):勃起不全4.3%、リビドー減退3.9%。国内52週(120例):勃起不全10.8%、リビドー減退8.3%、射精障害4.2%

数字を読むときに注意がいるのは、試験の設計の違いです。フィナステリドの国内試験はプラセボ群を置いた48週の二重盲検で、1mg群とプラセボ群の差が見えます[2]。デュタステリドの国際試験の17.1%は0.02mgから0.5mgまでの3用量を合わせた数字で、添付文書にはプラセボ群やフィナステリド群の副作用の割合は載っていません。国内52週の16.7%は比較対照のない試験の数字です[3]。

同じ試験の中で両剤をくらべた結果もあります。917名の試験の抄録は、有害事象の数と程度は治療群の間で同程度だったとしています[5]。この試験の登録情報(ClinicalTrials.gov)には、群ごとの有害事象が載っています。因果関係を問わない有害事象のうち、どれかの群で5%以上だったものだけが載る形式で、性機能に関わるものは勃起不全と性欲減退の2つでした。勃起不全はプラセボ群3.9%(7/181名)、デュタステリド0.5mg群5.4%(10/184名)、フィナステリド1mg群5.6%(10/179名)、性欲減退はそれぞれ1.1%(2/181名)、3.3%(6/184名)、5.0%(9/179名)です[6]。群の間の統計的な比較は示されておらず、どちらが少ないとは言えません。

ガイドラインは、国際試験での有害事象をリビドー減少3.3%、インポテンツ5.4%、射精障害3.3%、韓国の市販後調査(712例)では1.3%、1%、0.1%と書いたうえで、国内の52週の試験(リビドー減少8.3%、インポテンツ11.7%、射精障害5.0%)を「比較的高率であった」としています。投与にあたっては添付文書をよく読み、十分な説明と同意が必要だとも書いています[1]。国際試験の3.3%と5.4%は、登録情報のデュタステリド0.5mg群の性欲減退と勃起不全の割合と一致します[6]。ガイドラインの数字は有害事象、上の表の添付文書の数字は副作用で、集計の仕方が違います。フィナステリドについては、ガイドラインは、システマティック・レビューで性機能障害の相対危険度が1.39(95%信頼区間0.99〜1.95)と、プラセボ群より上昇する傾向があったとしています[1]。

献血・PSA検査・家族との暮らし

献血

日本赤十字社の福岡県赤十字血液センターの案内「服薬と献血について」は、「治療終了後、一定期間献血をお願いできないもの」として、フィナステリド(プロペシア等)を「服薬中止後1カ月献血不可」、デュタステリド(ザガーロ等)を「服薬中止後6カ月献血不可」と載せています(2026年10月9日確認)。理由の説明はこのページにはありません。献血できるかどうかは「当日の健診医が最終的に判断します」とも書かれています[4]。両剤の添付文書には、献血についての記載は見当たりませんでした[2][3]。

PSA検査

PSAは前立腺がんの検査に使う血液の値です[1]。プロペシアの添付文書は、国内の24〜50歳の男性型脱毛症の患者でPSA濃度が約40%低下したとし、前立腺がんの診断の目的で測るときは2倍した値を目安に評価するよう書いています[2]。ザガーロの添付文書は、前立腺肥大症の患者に0.5mgを投与した場合、前立腺がんがあっても6ヵ月後にPSA値を約50%減少させるとし、6ヵ月以上飲んでいる人の測定値は2倍した値を目安に比べるよう求めています。PSAの検査を受けるときは、服用していることを検査の医師に知らせるよう患者に指導することも求めています[3]。どちらを飲んでいても、健診や人間ドックでは服用していることを伝えてください。

女性・子ども・割れた錠剤とカプセル

フィナステリドの添付文書は、薬の働きでDHTが下がるため、妊娠中の女性に投与すると男子胎児の生殖器官等の正常な発育に影響するおそれがあるとしています。錠剤はコーティングされているため、割れたり砕けたりしない限り通常の取扱いで有効成分に触れることはない一方、分割・粉砕しないこと、割れた錠剤を妊娠中・妊娠の可能性がある・授乳中の女性が扱わないことを求めています[2]。

デュタステリドは経皮吸収されるため、添付文書は女性や小児がカプセルから漏れた薬剤に触れないよう求め、触れた場合は直ちに石けんと水で洗うよう書いています。カプセルの中身が口やのどの粘膜を刺激することがあるため、カプセルは噛んだり開けたりせずに飲みます。女性と小児等は禁忌で、重い肝機能障害のある人も禁忌です[3]。家族と暮らしている場合は、保管場所と、漏れたカプセルに触れたときの洗い方を共有しておくと安心です。

切り替えを考えるときに医師と話すこと

今回確認したガイドラインと両剤の添付文書には、フィナステリドからデュタステリドへ切り替える時期や手順を示した記載は見当たりませんでした。ガイドラインは両剤をそれぞれ推奨度Aとしていて、どちらを先に使うべきかの順番も示していません[1][2][3]。切り替えるか、続けるか、戻すかは医師と相談して決めることになります。相談のときに材料になるのは次のような点で、右の列は両剤の添付文書[2][3]と日本赤十字社の血液センターの案内[4]、試験の論文[5]によります。

確かめること 原本の関連する記載
今の薬を何ヵ月、どの用量で続けたか 両剤とも、効果の確認・評価に通常6ヵ月が必要(添付文書)
開始時と今の写真 試験は頭頂部の毛髪数や写真で評価している
性機能や気分の変化 性機能の副作用は中止後も続いたとの報告がある。フィナステリドは、自殺念慮・自殺企図があらわれたら服用を中止して速やかに医師に連絡する(添付文書)
献血・PSA検査の予定 献血は中止後1ヵ月と6ヵ月(血液センター)。PSAは2倍を目安に評価(添付文書)
同居する家族(妊娠の可能性がある人、子ども) 割れた錠剤・漏れたカプセルに触れない(添付文書)

半減期の違いも、切り替えや中止の場面に関係します。フィナステリドは約4時間ですが[2]、デュタステリドは定常状態の半減期が3.4±1.2週(前立腺肥大症の患者に0.5mgを6ヵ月)で、男性型脱毛症の患者(外国人)が24週飲んだ後、血中濃度が定量下限未満になったのは最終投与から0.1mgで12週、0.5mgで20週だったと添付文書にあります[3]。デュタステリドをやめても、しばらく体に残るということです。切り替えの考え方は フィナステリドからデュタステリドへの切り替え でも扱っています。

ミノキシジルとの関係、薬以外の方法

ガイドライン(2017年版)は、フィナステリドとデュタステリドの内服、ミノキシジルの外用(男性は5%)を、男性型脱毛症にそれぞれ推奨度Aとしています。併用そのものを評価した項目はありません。ミノキシジルの内服は国内で医薬品として承認されておらず、推奨度はDです[1]。外用と内服の違いは ミノキシジルの外用と内服の違い で整理しています。一般のシャンプーや頭皮マッサージは、ガイドライン(2017年版)の評価の対象に入っていません(ケトコナゾールの外用はCQ10で推奨度C1)[1]。

やめたらどうなるか

エビデンス:限定的ガイドラインの記載のみ。戻るまでの期間の数字はない参照: 男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版

ガイドラインはフィナステリドについて「内服を中止すると効果は消失する」と書いています。どのくらいの期間で戻るかを数字で示した記載はありません。デュタステリドは、上のとおり、取り上げた試験では中止後の毛髪量の変化そのものが検討されていません[1]。中止や減量を考えるときは、自己判断せず処方医に相談してください。

入手と費用

両剤とも医師の処方が必要な処方箋医薬品で、添付文書には「本剤は保険給付の対象とならない(薬価基準未収載)」と書かれています。費用は全額自己負担です[2][3]。費用は医療機関ごとに違うため、治療法ごとの目安は AGA治療の費用相場 、フィナステリドの後発品は フィナステリドのジェネリックの比較 、医療機関ごとの違いは AGAのカテゴリページ で確認できます。

海外で製造され、日本で承認を受けていないフィナステリドやデュタステリドは、国内の審査で品質・有効性・安全性が確かめられた医薬品ではありません。国内で承認されていない医薬品は、医療機関で処方されたものでも、健康被害が起きたときに医薬品副作用被害救済制度の対象外です(PMDAは給付の対象を「製造販売の承認・許可を受けた医薬品」としています)[14]。記事冒頭の告知もあわせて読んでください。

よくある質問

Q1. デュタステリドの効果はフィナステリドの何倍ですか?

原本に倍率の記載はありません[1][3][5]。承認用量どうしをくらべた二重盲検の24週の試験(917名)で、毛髪数の差は33.0本でした[3]。太い毛の数と治験担当医の写真評価では差がありませんでした[1]。46名の単盲検の試験では、毛髪の改善に群の間の有意差はありませんでした[8]。

Q2. 薬をやめてから、いつ献血できますか?

血液センターの案内では、服薬中止後フィナステリドは1ヵ月、デュタステリドは6ヵ月献血できません。最終的な判断は当日の健診医が行います[4]。

Q3. デュタステリドは0.1mgと0.5mgのどちらを飲むのですか?

ザガーロの添付文書は、通常0.1mg、必要に応じて0.5mgとしています。917名の試験では、0.1mgはフィナステリド1mgに対する非劣性が検証され、毛髪数の差は6.5本(p=0.56)でした[3]。用量は医師が決めます。

Q4. 薬を止めたら元に戻ってしまいますか?

ガイドラインはフィナステリドについて「内服を中止すると効果は消失する」と書いています。戻るまでの期間の数字はなく、デュタステリドの中止後の変化は、取り上げた試験では検討されていません[1]。やめるかどうかは医師と相談してください。

まとめ

  • 推奨度はどちらもA。通常用量はプロペシア0.2mg、ザガーロ0.1mg[1][2][3]
  • 承認用量どうしの二重盲検の比較は24週の試験1件。毛髪数の差は33.0本で、太い毛の数と担当医の評価には差がない。46名の単盲検の試験では有意差がなかった[1][3][8]
  • 副作用:同じ試験(917名)では有害事象の数と程度は群間で同程度。別々の試験の割合は横に並べて比べられない[2][3][5][6]
  • 献血は中止後1ヵ月と6ヵ月。PSA検査は2倍を目安に評価。ザガーロは女性と小児等が禁忌、プロペシアは女性と小児等に適応がない[2][3][4]
  • 切り替えの時期や手順は添付文書にもガイドラインにも書かれていない。切り替えるかどうかは、生活側の条件も含めて医師と相談して決める[1][2][3]

改訂履歴

2026年10月9日:本文の数字と記述を、参考文献と番号で1対1に結びました。ガイドライン(2017年版の原本PDF)、プロペシア錠(2023年8月改訂 第4版)とザガーロカプセル(2025年8月改訂 第2版)の添付文書、論文の抄録と本文、ClinicalTrials.gov の試験の登録情報、日本赤十字社の血液センターの案内を同じ日に取り直して照合しています。判断ブロックの要約で承認用量どうしの直接比較を2件(917名の二重盲検と90名の非盲検)としていましたが、2026年に出た46名の単盲検の試験(Poostiyan 2026、毛髪の改善に群の間の有意差なし)もあり、3件に直して試験の表と本文にも加えました。917名の試験の群ごとの性機能の有害事象として、レビュー(Ding 2024)から引いていた割合(プラセボ6.6%、デュタステリド0.5mg 10.3%、フィナステリド1mg 13.4%)は、レビューの本文を今回読めなかったため削除し、試験の登録情報に載っている群ごとの勃起不全と性欲減退の割合に置き換えました。冒頭の医療に関する注意と判断ブロックに、フィナステリドの添付文書の「自殺念慮又は自殺企図があらわれた場合には本剤の服用を中止し、速やかに医師等に連絡する」と、電話相談の窓口を書き足しました。一覧表のデュタステリドのPSAの値が前立腺肥大症の患者のものであること、国際試験の副作用の割合に承認用量でない0.02mgが含まれること、ザガーロのカプセルを噛んだり開けたりしない理由(中身が口やのどの粘膜を刺激することがある)を、添付文書どおりに書き足しました。「よく引かれる」「ネット上で比べられている」など出典のない言い方を外しました。参考文献には、研究の種類・人数・実施国・資金源・限界を1行ずつ添えました。

2026年9月27日:添付文書・ガイドライン・論文抄録・日本赤十字社の血液センターの案内と照合して全面改訂しました。原本で確かめられなかった「効果1.7倍」、副作用の上乗せを「数%以内」とする記述、価格帯、タイプ別に薬を推す表を削除し、DHT低下率・半減期・副作用の頻度を原本の値に直し、添付文書の通常用量を追記しました。公開前の点検で、承認用量どうしの非盲検の比較試験(Shanshanwal 2017)、同じ試験の中での副作用の比較、男性型脱毛症の人の血中DHTのデータ(Drake 1999)を追記し、デュタステリドの乳房障害の頻度区分を直しました。

参考文献

  1. 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」日皮会誌. 2017;127(13):2763-2777(推奨度の分類/表1 CQ一覧と推奨度/CQ1解説=II型阻害、性機能障害の相対危険度1.39、PSA、中止で効果消失/CQ2解説=I型・II型阻害、917名6カ月の比較、国内120名52週、国際試験・韓国の市販後調査・国内試験の有害事象、1年超と中止後は未検討/CQ3・CQ14=ミノキシジル外用A・内服D/CQ10=ケトコナゾール外用C1). 日本皮膚科学会のサイトに掲載のPDF(2026年10月9日確認) (診療ガイドライン2017年版。2016年12月までに検索できた文献が対象で、Shanshanwal 2017 や Poostiyan 2026 など、それ以降の研究は反映されていない。推奨度には、委員会の合意で決めた項目があると書かれている)
  2. プロペシア錠0.2mg/1mg 添付文書(オルガノン、2023年8月改訂 第4版。2. 禁忌/5. 効能又は効果に関連する注意/6. 用法及び用量/7. 用法及び用量に関連する注意/8. 重要な基本的注意/9.1.1 うつ病等の既往/11. 副作用/12. 臨床検査結果に及ぼす影響/16. 薬物動態/17.1.1 国内第Ⅱ/Ⅲ相二重盲検比較試験/25. 保険給付上の注意). PMDA 医療用医薬品の添付文書情報(2026年10月9日確認) (医療用医薬品の添付文書。効果と副作用の割合は、24〜50歳の日本人男性414例の48週の二重盲検試験による。「頻度不明」の副作用は割合が示されていない)
  3. ザガーロカプセル0.1mg/0.5mg 添付文書(グラクソ・スミスクライン、2025年8月改訂 第2版。2. 禁忌/6. 用法及び用量/7. 用法及び用量に関連する注意/8. 重要な基本的注意/11. 副作用/14. 適用上の注意/16. 薬物動態/17.1.1 国際共同第II/III相二重盲検比較試験/17.1.2 国内第III相試験/18. 薬効薬理/25. 保険給付上の注意). KEGG MEDICUS(JAPIC)(2026年10月9日確認) (医療用医薬品の添付文書。効果と副作用の割合は、20〜50歳の男性917例〔日本人200例を含む〕の24週の国際共同試験と、国内120例の52週の比較対照のない試験による。半減期の一部と頭皮のDHTは外国人のデータ)
  4. 日本赤十字社 福岡県赤十字血液センター「服薬と献血について」. 福岡県赤十字血液センターのページ(2026年10月9日確認) (血液センターの案内ページ。すべての薬を載せているわけではなく、献血できるかどうかは当日の健診医が最終的に判断すると書かれている)
  5. Gubelin Harcha 2014: Gubelin Harcha W, Barboza Martínez J, Tsai TF, et al. A randomized, active- and placebo-controlled study of the efficacy and safety of different doses of dutasteride versus placebo and finasteride in the treatment of male subjects with androgenetic alopecia. J Am Acad Dermatol. 2014;70(3):489-498.e3. PubMed: 24411083 (二重盲検のランダム化比較試験で、20〜50歳の男性917名〔日本人200例を含む〕、24週。メキシコ・アルゼンチン・日本・フィリピン・ロシア・台湾・タイ・ペルー・チリの39施設で行われ、依頼者は製薬会社のGSK〔試験の登録情報〕。著者9名のうち3名はGSKの所属。直近12ヵ月にフィナステリドを使った人は参加の対象外。抄録で確認し、本文は読んでいない)
  6. ClinicalTrials.gov の試験の登録情報と、依頼者が登録した結果:NCT01231607(917名の試験。GSKの試験番号114263)、NCT00441116(Eun 2010 の試験。同106377)、NCT01831791(国内120名の52週の試験。同114264). NCT01231607/NCT00441116/NCT01831791(2026年10月9日確認) (試験の登録情報。有害事象は因果関係を問わない数字で、どれかの群で5%以上だったものだけが載っている。登録された結果は査読を経たものではない)
  7. Shanshanwal 2017: Shanshanwal SJ, Dhurat RS. Superiority of dutasteride over finasteride in hair regrowth and reversal of miniaturization in men with androgenetic alopecia: A randomized controlled open-label, evaluator-blinded study. Indian J Dermatol Venereol Leprol. 2017;83(1):47-54. PubMed: 27549867 (ランダム化比較試験。インド・ムンバイの1施設で2013年1月〜2014年5月に、18〜40歳の男性90名〔完了72名〕、24週。非盲検で、割り付けの隠蔽もなかったと本文にある。写真の評価には割り付けを知らない皮膚科医も加わった。外部からの資金はないと本文にある)
  8. Poostiyan 2026: Poostiyan N, Nikyar Z, Makhmali R, et al. Efficacy and safety of oral finasteride versus dutasteride in moderate-to-severe androgenetic alopecia in males based on trichoscopic and laboratory findings: a clinical comparison in Iran. J Dermatolog Treat. 2026;37(1):2583849. PubMed: 42466626 (単盲検のランダム化比較試験で、イランの20〜50歳の男性46名、24週。誰に対する盲検か、完了した人数、資金源は抄録に書かれていない。抄録で確認し、本文は読めなかった)
  9. Olsen 2006: Olsen EA, Hordinsky M, Whiting D, et al. The importance of dual 5alpha-reductase inhibition in the treatment of male pattern hair loss: results of a randomized placebo-controlled study of dutasteride versus finasteride. J Am Acad Dermatol. 2006;55(6):1014-1023. PubMed: 17110217 (プラセボ対照のランダム化比較試験で、21〜45歳の男性416名、24週。フィナステリドは5mgで、国内のAGAの用量ではない。実施国と資金源は抄録に書かれていない。抄録で確認し、本文は読んでいない)
  10. Eun 2010: Eun HC, Kwon OS, Yeon JH, et al. Efficacy, safety, and tolerability of dutasteride 0.5 mg once daily in male patients with male pattern hair loss: a randomized, double-blind, placebo-controlled, phase III study. J Am Acad Dermatol. 2010;63(2):252-258. PubMed: 20605255 (二重盲検のランダム化比較試験で、18〜49歳の男性153名、6ヵ月。韓国で行われ、依頼者は製薬会社のGSK〔試験の登録情報〕。フィナステリドの群はない。抄録で確認し、本文は読んでいない)
  11. Clark 2004: Clark RV, Hermann DJ, Cunningham GR, et al. Marked suppression of dihydrotestosterone in men with benign prostatic hyperplasia by dutasteride, a dual 5alpha-reductase inhibitor. J Clin Endocrinol Metab. 2004;89(5):2179-2184. PubMed: 15126539 (ランダム化比較試験で、前立腺肥大症の男性399名、24週。フィナステリドは5mgで、頭髪は評価していない。筆頭著者の所属は製薬会社〔GSK〕の研究開発部門。抄録で確認し、本文は読んでいない)
  12. Drake 1999: Drake L, Hordinsky M, Fiedler V, et al. The effects of finasteride on scalp skin and serum androgen levels in men with androgenetic alopecia. J Am Acad Dermatol. 1999;41(4):550-554. PubMed: 10495374 (ランダム化比較試験で、男性型脱毛症の男性249名、42日。頭皮と血清のDHTを測った試験で、抄録に毛髪の変化の結果はない。抄録で確認し、本文は読んでいない)
  13. 厚生労働省「まもろうよ こころ」電話相談窓口. 厚生労働省のページ(2026年10月9日確認) (公的機関の案内ページ。窓口の番号や受付時間は変わることがある)
  14. 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)「医薬品副作用被害救済制度の給付対象」. PMDAのページ(2026年10月9日確認) (公的機関の制度の案内ページ。制度は改定されることがある)

免責事項 :本記事は日本皮膚科学会のガイドライン、医薬品の添付文書、査読論文、臨床試験の登録情報、公的機関と日本赤十字社の公開資料をもとにした一般的な情報提供であり、診断・治療に代わるものではありません。医師個人による執筆・監修は行っていません。学会ガイドライン等の公開資料を編集部が整理しています。効果・副作用には個人差があり、効果を保証するものではありません。薬の開始・変更・中止は自己判断せず、医師の診察のもとで判断してください。献血の可否は献血当日の健診医が判断します。記載内容は2026年10月時点の公開資料に基づきます。

本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載順位やレビュー内容は報酬の有無に影響されません。詳細

AGA治療をオンラインで相談したい方へ

レバクリのAGA診療はオンラインのみで完結し、24時間予約・最短当日の診察に対応しています。まずは無料オンライン診察で現状を相談できます。

シェア

関連記事

他のカテゴリの新しい記事