カロリー計算とPFC設計|男性の体脂肪率別マクロ栄養素戦略

減量・増量・維持を成功させる基礎代謝の計算式とPFCバランス。男性30代以降の現実的なマクロ設計と食材リストを科学的に解説。

ダイエット9分で読めます
シェア
カロリー計算とPFC設計|男性の体脂肪率別マクロ栄養素戦略

「ダイエットしてるのに痩せない」「筋トレしてるのに筋肉がつかない」――その9割は カロリーとPFC(タンパク質・脂質・糖質)の数字管理 が曖昧なまま運動だけしているのが原因です。

本記事では男性向けに、自分の必要カロリーとPFCを30秒で計算できる方法、減量・増量・維持の数値目標、現実的な食材選びまで一気通貫で解説します。

ステップ1: 基礎代謝(BMR)を計算

最も精度が高いとされるMifflin-St Jeor式(男性):

  BMR = 10 × 体重kg + 6.25 × 身長cm − 5 × 年齢 + 5

例:35歳・170cm・70kgの男性

  BMR = 10×70 + 6.25×170 − 5×35 + 5 = 700 + 1062.5 − 175 + 5 = 1592.5 kcal/日

ステップ2: 総消費エネルギー(TDEE)を出す

BMRに活動係数を掛けて1日の総消費を算出します。

活動レベル 係数 該当例
座位中心 1.2 デスクワークのみ、運動なし
軽い運動 1.375 週1〜3回の軽い運動
中程度 1.55 週3〜5回の中強度運動
高活動 1.725 週6〜7回の運動、肉体労働

上記の例で週3回筋トレなら1592.5 × 1.55 ≈ 2468 kcal がTDEE。これが「現体重を維持するカロリー」です。

ステップ3: ゴール別のカロリー設定

目的 TDEEからの調整 例(TDEE 2468)
減量(緩やか) −15% 2098 kcal
減量(積極的) −25% 1851 kcal
維持 ±0% 2468 kcal
増量(リーン) +10% 2715 kcal
増量(積極的) +20% 2962 kcal

−25%超の急速減量 は筋分解とテストステロン低下を招くため、長期的には逆効果です。月の減量上限は 体重の3〜4%を目安に。

ステップ4: PFCを設計する

タンパク質(P)

最優先で固定する栄養素。

  • 減量中:体重×2.0〜2.4g(筋肉維持を最優先)
  • 維持・増量:体重×1.6〜2.0g
  • 1食20〜40gに分散させると合成効率が高い

70kgの減量中なら140〜170gが目安。詳細は プロテイン選択ガイド参照。

脂質(F)

ホルモン・脳・吸収に必須。極端な低脂質はテストステロン低下を招きます。

  • 総カロリーの25〜30%が標準
  • 1g=9kcalで計算
  • 飽和脂肪酸:不飽和=1:2程度

炭水化物(C)

PとFを決めた残りで調整します(=可変枠)。

  炭水化物g = (総kcal − P×4 − F×9) ÷ 4

低糖質ダイエットの詳細は低糖質ガイド参照。

具体例:35歳/170cm/70kg/週3トレ で減量−15%

項目 数値
目標カロリー 2098 kcal
P:タンパク質 160g(640 kcal)
F:脂質(25%) 58g(524 kcal)
C:炭水化物(残り) 234g(934 kcal)

PFC優秀食材リスト

P:高タンパク質低脂質

  • 鶏胸肉(皮なし)100g:23g
  • マグロ赤身100g:26g
  • 卵(全卵)1個:6g
  • ギリシャヨーグルト100g:10g
  • ホエイプロテイン1スクープ:25g

F:良質な脂質

  • サバ・サーモン100g:12〜18g(オメガ3豊富)
  • アボカド1/2個:15g
  • アーモンド30g:14g
  • オリーブオイル大さじ1:14g
  • 卵黄1個:5g

C:質の良い炭水化物

  • 玄米茶碗1杯(150g):50g
  • オートミール40g:23g
  • サツマイモ150g:48g
  • バナナ1本:23g
  • そば1人前:65g

記録ツールと運用

  • MyFitnessPal、あすけん、カロミルなどアプリで2〜4週記録
  • キッチンスケールで主食・タンパク源は量る
  • 慣れてきたら平日のみ記録、週末は感覚運用
  • 毎週の体重・体脂肪率推移で微調整(200kcal単位)

キッチンスケール(0.1g精度・USB充電)

PFC記録の精度が一気に上がる必須アイテム。タンパク源の重量を毎食量る習慣で目標達成率UP。

Amazonで詳細を見る →

ホエイプロテイン WPI 1kg

減量中の高タンパク確保に。1スクープで25gのP、糖質3g以下の低糖質設計。

Amazonで詳細を見る →

よくある質問

Q. 厳密に毎食量るのは続かない

最初の2〜4週だけ徹底し、その後は視認量での感覚化 でOKです。週1の体重チェックでズレを修正します。

Q. チートデイは必要?

減量4〜6週で停滞したら1日だけ維持カロリー に戻すと精神的・代謝的にリセットできます。

Q. 外食メインで管理できますか?

定食系は主食抜き+鶏/魚+野菜 でPを確保。コンビニは「サラダチキン+おにぎり1個+味噌汁」が定番。

Q. アルコールはどう数える?

1g=7kcalで脂質扱い、糖質を含むビール・カクテルは炭水化物にも追加 します。週2〜3日に抑えるのが現実解。

まとめ

  • BMR×活動係数でTDEEを出し、目的に応じて−25〜+20%調整
  • P=体重×1.6〜2.4g、F=総kcal×25〜30%、Cは残り
  • 1食20〜40gのPに分散、低脂質高タンパク食材を主役に
  • 2〜4週は厳密に記録、その後は感覚運用で良い
  • 停滞時はチートデイ・−5%調整で打破

関連:低糖質ダイエット停滞期の打破法

参考文献

  1. Mifflin MD, et al. A new predictive equation for resting energy expenditure.{' '} Am J Clin Nutr. 1990;51(2):241-247.
  2. Helms ER, et al. A systematic review of dietary protein during caloric restriction.{' '} Int J Sport Nutr Exerc Metab. 2014;24(2):127-138.
  3. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」.

免責事項・アフィリエイト開示 :本記事は情報提供を目的とし、医療行為の代替ではありません。持病・腎機能障害・糖尿病の方は栄養設計を必ず医師・管理栄養士と相談してください。本記事にはアフィリエイトリンクが含まれ、購入により当サイトに報酬が支払われることがあります。

Re:Men 編集部

この記事は最新の医学文献・ガイドラインに基づき、Re:Men編集部が作成しています。内容は定期的に見直し、正確性の維持に努めています。

最終確認日: 2026年4月29日

シェア

もっと詳しく知りたい方へ

男性の健康・美容に関する最新情報をお届けします。

関連記事

他のカテゴリの人気記事